キリロムグローバルフォーラム2021(KIRIROM GLOBAL FORUM 2021、KGF2021)に参加します!

あけましておめでとうございます!

キリロム工科大学(Kirirom Institute of Technology)の学務担当副学長の釜我昌武(KAMAGA Masamu)です。

時が流れるのは早いもので、2021年も既に3週間が過ぎ去ろうとしています。

キリロムは現在乾季の真っただ中です。そして、最近は非常に寒いです。特に早朝はだいぶ冷え込みます。もちろん日本の真冬とはくらべものにはなりませんが、摂氏15度を切るぐらいになっていてもおかしくないのではないかと感じることもあります。温度計を持っていないので体感値ですが。

窓を閉め、上下フリースを着て、布団(とは言っても薄手ですが)を2枚かけて寝ていますが、朝はなかなか布団から出られず、早起きができません。

「春眠暁を覚えず」ならぬ、「キリロム暁を覚えず」ですね(笑)



「キリロム会議」から「キリロムグローバルフォーラム」へ

さて、来月(2021年02月)にはキリロム会議(Kirirom Conference)が開催されます。

とは言っても、今年からは名前を変え、キリロムグローバルフォーラム(Kirirom Global Forum)になったそうです。略してKGFなどと言うそうです。

今年は2021年なので、キリロムグローバルフォーラム2021、あるいはKGF2021が正式な名称ですね。

私は現在、キリロム工科大学に勤務しておりますが、キリロムグローバルフォーラム2021の企画には直接関わっていないため、社内・学内で公表されるまで詳細を存じません。

ただ、現状では、2021年02月に、カンボジアのキリロムなどよりオンラインを中心に開催されるそうですので、私もこのキリロムグローバルフォーラム2021(KGF2021)に参加する予定です!



初めてのキリロム会議

私は昨年初めてキリロム会議に参加しました。

というのも、私がキリロム、そしてキリロム工科大学のことを初めて知ったのは2017年ごろで、まだその時はインドネシアのBINUS大学という、私立ではインドネシアトップの大学に勤務しておりました。インドネシアのバンドゥンに5年半、ジャカルタに2年と、かれこれインドネシアに7年半住み、そろそろ次の国へ行こうと、ワクワクする仕事を探す一環で、キリロムに初めて来たのが2019年8月。それから、キリロム工科大学の採用面接などに合格し、2019年9月からキリロム工科大学の学務担当のポジションで勤務を開始しました。

少しずつキリロムの自然あふれる楽しい生活を満喫しながら、仕事になじみ始めた2020年2月、私にとっての初めてのキリロム会議が開催されました。

キリロムを応援してくださっている株主や投資家の皆様は、キリロムによくいらっしゃる方も多く、個別にお会いし、お話しさせていただく機会は何度となくありました。しかし、初めて参加したキリロム会議は圧巻でした。株主や投資家の皆様が一堂に会し、教育やビジネス、技術動向などの最新のテーマに沿って、各々の知見をもとにしてパネルディスカッションを繰り広げているのです。

私は、キリロム会議2020の運営委員として、ロジスティクスやモデレータなどを務めながらも、隙あらば、パネルディスカッションを聞き、登壇された皆様とお話させていただきました。昨年のキリロム会議で得た知見の一部は、私なりに飲み込んで、実際にキリロム工科大学にも実装しているものもあります。



コロナ禍でのキリロムグローバルフォーラム2021(KGF2021)

昨年と今年の大きな違いは何と言っても新型コロナウィルス(COVID-19)の影響でしょう。私がかつて経験したことのないほどに、国境が大きな障壁となりました。地続きの隣国であるタイやベトナム、ラオスなどに行くことさえままならないのです。

日本では、東京だけでも1日の新規感染者数が1000人以上の日が続いています。一方でカンボジアは、新型コロナウィルスの蔓延・感染拡大を非常にうまく押さえ込めています。11月~12月ごろに初めての市内感染なども発生しましたが、その後は完全に封じ込めに成功したようで、現在は海外からの帰国者が入国時の検査などで陽性であることが判明し、そのまま隔離・治療という状態になっています。そのため、カンボジア国内は非常に安全です。

さらに、自然がいっぱいで、密閉空間もほとんどなく、三密とは無縁とも言えるキリロムは、なお一層安全です。



さて、このような新型コロナウィルスの影響で、世界のビジネスは目まぐるしく変わり、産業革命4.0あるいはIndustry 4.0の時代へと急激にシフトしているように感じます。

2019年までは、日本ではリモートワークなどができた人はごく一部でした。しかし、今やリモートワークがどこの会社でも認められ、人権を得つつあります。

日本の大学でも、キリロム工科大学と同様に、オンラインでの授業が普及しています。一部の大学、例えば大前研一学長率いるBBT大学などを除くと、2019年までには考えられなかったことです。

またコロナ禍においては、中国に限らず、人との接触を避けるように、無人化・ロボット化など、これまでは導入するコストが高かった様々な技術の障壁が下がり、導入が促進されていきます。シェアオフィスやコワーキングスペースなどのサービスの在り方も徐々に変わっていくでしょう。

このようなコロナ禍の文脈において、ビジネスのトレンド、注目される技術、さらには教育の在り方からキリロム工科大学への期待まで、キリロムグローバルフォーラム2021では様々な議論が加速されるものだと思います。

私も、キリロム工科大学の現場で奮闘している一人として、ぜひディスカッションに加わり、様々な知見を得て、キリロム工科大学のカリキュラム、そして教育環境への落とし込んでいきたいと強く思っています。



まだ日にちはありますが、キリロムグローバルフォーラム2021、今からとても楽しみです。



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posted by
KAMAGA Masamu Ph.D. (釜我昌武)
Vice President for Academic Affairs
Kirirom Institute of Technology, CAMBODIA (キリロム工科大学)
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※本記事に記載されている内容は釜我昌武の個人的見解であり、所属する組織(キリロム工科大学、A2A town Cambodiaなど)とは関係ありません。

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